勝ち負けじゃないのにさ。

扁桃腺が荒ぶり始めている。随分と久しぶりのことだ。まだ息子氏が小さかった頃の一時期、熱と扁桃腺の腫れと関節痛とが長く続いたことがあった。ひいてもまたすぐぶり返す。病院で診察を受けて薬を飲んでもよくならず、病院を変えたりしながらもだめで、一ヶ月とかもっとかな、悶々としていたのだった。思うように動かない身体と小さい命（息子）を日々生かしておかなければいけないのと、甘えみたいに思われたり気合が足りないなどと言われたりとかもあって、苦しかったな。大変だったな。

その時自分の扁桃腺が人より大きいらしいことを知って、確かに幼い頃もよく熱をだしていたなと納得した。

扁桃腺を取ってしまおうかと思ったりもしたけれど、それからは宥め透かしながら、時々腫らしながらもそこそこ上手くやっていて、最近ではその前兆みたいなものをなんとなく感じられるようになっていて、そうなったら即寝るとか体を温めておくとか対処することでほとんど腫れることもなかったのだけどね。

昨日の夕方あたりから確かに寒かった。普通の寒さじゃなくて背中からぞわぞわする波が繰り返すような様子で、夜にはもうこれはまさしく「あれ」になりかけているってわかっていたのに、何故かそれを否定する作用が生まれてきていつも以上にいつもどおりに過ごそうとしちゃってお酒も飲んで、つまみも食べてしまって私はいったい何をむきになっていたのか。

書き物をお休みするとすぐにリズムを見失うので、今日も朝からやっていたけどやっぱりどうものってこない。思うように動いてくれない。

こんな日は本を読んで過ごすのがいいかもしれないのに、またもやそうもしていられない、みたいにむきになりかけててよくないね。午後は本を読もう。布団をかぶろう。はちみつ舐めたい。ないんだけどね。どこかから飛んでこないかな。

はちみつ。