生まれ変わったものとか歯医者に行った話とか。

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バックです。柔道着のズボンがこうなりました。高校の授業で行われる柔道。もちろん柔道着も買わされますが、使用はほんの数回なのです。それでポイッってされるために生まれたわけじゃない柔道着たち。

持ち手は長さ調節可能なので肩にかけたり手で持ったりできますよ。丈夫だし、じゃぶじゃぶ洗えるしね。写真じゃわかりづらいけれど、ボタンと持ち手の先端に使った布は、元々着物だったものを使用。私の祖母ちゃんが古い着物をちゃんちゃんこに仕立て直し、それを今度は私がこんなふうにできるなんて、嬉しい限りなのでした。

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でこれが、我が家の老犬さんがモデルの撫で肩くんです。うふ。よろしく。

 

型紙もなく、頭の中でああでもないこうでもないしながら、できるだけ手元にある素材を使って作るのが基本。捨てて買うのは簡単だけど、私はそこに違和感を覚えるからこんなふうに生きているのだった。まだまだああすれば良かったこうすれば良かったがあるけれど、それはまた次回につなげていけるようにしよう。

さて。昨日は恐怖の歯医者に行ってきた。当日の午前中までは怖くない怖くないと暗示をかけたり、日暈が出たからきっと応援されているとか、彩雲みたから応援されているとか存在のよくわからない何かに縋ったりしながら普段どおりを装っていたけれども、お昼食べたらもうだめだった。怖くないわけないのだった。世界中が無表情になって空気は灰色で、そこは地底。車で連行されたから途中で逃げられもせず、大人しくしおらしく待合で待っていてもため息しかでない。ため息というかあれはもう魂が口からでかかっていた。入口のドアノブをじっとみつめて。

初診だから長い問診があって、自分がどんなに歯医者が怖いか、どんなに口が開かないか、ここにいるだけで今すでに失神しそうであるなどを精一杯お伝えするうちに涙が滲んできた。話を聞いてくれたキレイなお姉さんも、先生も、とてもとても優しくて、それでまた涙が込み上げて、鼻水が垂れて、口が震えて、声も震えて、命をかけた一大事みたいになっていたのはもちろん私一人だけなのだけど、誰も笑わないでいてくれた。めんどくせっ、ってため息つかないでいてくれた。

本当にゆっくりと、できるだけ苦痛を感じないようにしていただけるらしいから、頑張って通いとおしたいな。期待に応えたいな。いや、誰も期待などしていないけど。自分の中ではものすごい期待度で、期待? 期待なのかな、応援? 頑張れ、頑張れっつって、大騒ぎしているからそういうことが駄々漏れて。