穴ぐらからおはよう。

昨日はゴミ出し(燃える)ミッション失敗。今日は(資源)成功。

四月だ。こんなに四月感のない四月ははじめてじゃないかな。私の中での四月感って何かというと、はじまりであり発芽であり、気持ちを切り替えて、半強制的に外に向かって伸びていくような、閉塞から解放へというイメージだけれど、今年は新型コロナの影響でなのか、個人的な状況においてなのか、冬が続いている感じがする。内側に、もしくは穴ぐらにこもっているみたいな。睡眠薬かなんかを盛られて眠らされ続けているみたいだ。桜が咲いているというのにさ。

今日から夫の病院も、原則面会禁止になった。やっぱりコロナの影響で。着替えとか持っていくくらいは仕方ないけど最低限度の回数で、絶対マスクをつけて、来てもとっとと帰りたまえよ、ということらしい。

山の上の家、夫がいなければ誰とも話さないまま一日が過ぎてゆく。訪れる人もいないし、誰かに会いにゆくことも、双方にとってリスキーな気がして躊躇してしまう。いつまでこうして穴ぐらに? それは誰にもわからないこと。

家に引きこもっているのは苦手ではないたちだけれど、それでも途方に暮れそうになる。有意義を探して、楽しいを探して、やりたいを探して。時間の使い方。少しでも未来につながることを。願い。その全ての過程を楽しみながらできれば最高だけど。

全く動けなくなる日もある。なーんにもしたくない日。したくない、に押しつぶされてしまう日。それはそれで許して、じっと待って、朝を迎えて、自分を探り探りしていたら、少しずつ、その形が見えつつある……かも。

まだ手探り。