日々格闘するその相手はどこぞ。

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雨の匂いがしてきたね。

ビール工場の見学に行ってきた。写真はホップ。割ると中の部分が山椒みたいなにおいなのだった。材料うんぬんよりも惹かれたのは人々の働きよ。お客様のためにビール様のために日々動き考える人々。熱意の数々よ。そういう部分をビデオで観たり説明されたりで、私はもうずっとずっと感動していた。なんのあれもなく飲んで途中からは味もよくわからなくなったりしている自分を反省したね。もっと味わって飲まなくてはですよ、ビール。うそ。我が家は発泡酒専門。

世の中はGWで、うちはあまり関係ないのだけどでも一応布団なんぞ干してみたりしながら息子氏(一人暮らし)にどんな按配なのかと聞いてみると、仕事と遊びで忙しいらしくこちらにくる気配は微塵もなかった。顔をみたいけどまあ元気らしいので何より。もし来るようならあれを作ってこれを食べさせなんて考えていたけどそういうのは余計だね。内緒だね。

で、GWとなると自由業であんまり関係ないとかいいながらもやっぱりどこかそわりとするもので、遊んじゃおうかなとかね、ゲームしちゃおうかなとかね、眠りも浅くなる。そうするとこう、今日とか昨日みたいに世の人々が働いているであろう中日は、いつも以上にきっちりやらんとだめというような縛りが自分の中に自然発生していて、朝からキーボードをぱちぱちやっていたのだった。

何もないところから何かを生み出す作業というのは、向き合うまでは気が重いのだけど一度入り込むと大丈夫。でも抜けるとまた向き合うまでが気が重く、気になっているのに逃げ腰。もう二度とあの世界のあの部分には入り込めないのじゃないかと不安になるから抜け出すのも怖いんだけど抜け出さないと破裂する。めんどいめんどい。でもこうして今日もやったということが支えになる。私がやったということは他の誰も知らなくて、私しか知らない作業なのだが私が知っていればそれでいい、なんてことはなくてやっぱり誰かに知ってほしいのだけどそこはぐっと我慢して。やったよ、私やったのだよ。いったい誰と戦っているのか、というかそもそも戦っているのか。戦う必要がどこにあるのか。

とここまで書いてベランダに一服しに行ったら雨がぽつりと落ちてきた。混乱よ鎮まれ。