歩く歩く歩く。愛着に向かって。

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なんて寒いんだっつって今日この頃。

ここ二日ほど家から一歩も出なかったので雨があがった午後2時に麓におりて散歩に行った。東京の一駅は短いけれど田舎の一駅はその3倍くらいあるのではないかしら。もっとかしら。

途中、見渡す限り田んぼなのか畑なのかおそらくその両方な場所があって、それが歩いても歩いても続くのだった。遠くに見える隣駅の繁華街っぽいものが一向に近づかないからきつねかたぬきに騙されているみたいな気持ちになって何故だか怖くもなって引き返した。トータルで二時間半強歩いたよ。

いつまでもこの町にお邪魔しているような感覚が抜けないのはあまりよくないというか、自分の心地がよくないし、はやく愛着を感じたいからからもっと出歩いたほうがいいのだろうと思うのだ。でも一個一個規格外にでかくて長くて結局どこにもたどり着けないまま帰ってくることも多い。別にここを目指すという場所があるわけではないから家々を見たり木々をみたり空をみたり写真撮ったりでまだ新鮮ではあるけど新鮮は長く続かないから、好きな場所とか好きな人とか車なんかなくたって一人で行ける好きなものが切実に欲しい。店じゃなくても道でも山でも川でも駅でも公園でもいいんだけどね。

家に引き篭もって書き物したり手仕事したり本を読んだり旦那氏とちょっとおしゃべりなどしていると、とても居心地は良いのだけれどそれだけで全てが完結できてしまうのだった。それってどうなんだろうなと漠然と思う。「どうなんだろう」って、何が「どうなんだろう」なのかまだ言葉にはできない歯がゆいできない。