九時間睡眠くらいがちょうど。

f:id:yokukokemasugana2ka:20180512121245j:plain

 

なんか眠りがね、眠りがなんかこうぱっとしないのだった。毎晩必ず夢をみて、いくつもみて、朝はおおよそ覚えている。即座に消えてしまうものもあるけれど。目覚めてすぐは夢の余韻に浸ったりして、時には一時間とか二時間とか。でもここ最近は、何故だか夢が薄くて寂しい。今忘れていっていると実感する前に消えてしまう。脳が勝手に一気に覚醒して起きた後にむかってぐるぐる回りだすのだからとてもとても味気ない。

そうやって消えていった数多の夢たちを思い出して思い出して宝箱にしまっておきたいのだが、夢云々以前に眠り自体も薄っぺらくなっているような気がするのだった。寝返りで目覚めるとか、その頻度とか、暑すぎるんか、寒すぎるんか、布団がはげて落ちて拾ってまた落ちてまた拾ってって軽い運動ですわ毎晩。なんかどうしたんかというくらい落ち着きのない夜中から朝方にかけての自分、何をしているのか。いったいお前は。何が望みでそういう按配に。

隣に寝ている旦那氏を眺め、逆隣で寝ている老犬さんを眺め、ちっちゃい電気だけついているほぼ暗闇で、有意義ななんかが浮かぶんでもなく、脳なんかほとんど寝ている状態みたいに使い物にならず、それなのに確かに目覚めているあの時間の並び。タオルケットのよれとかどうでもいいことが命がけみたいに気になって囚われる。箱を積み上げるだけの夢をみる。箱をただ積み上げることだけを考えている。あとは住所の書き写しなど。聞いたこともない住所を書き写して書き写して書き写して漢字の練習みたいにしながら、住所が、って思っている。何度も何度も、住所が、と思い続ける。住所がなんなんだよ。進んで。

だいたいにして単純な作業を繰り返している夢を見ている時は調子がよくない。熱があるとかね。でも今は熱がないしどうしたんだお前。書いていて気づいたけれども、ストーリー性のある夢をみていないのだった。めちゃくちゃでもありえなくてもストーリーがあったはずの夢世界で、巨大な爆発が発生したみたいにちりぢりに切れ切れで、場面、部分、連写連写。軽く一大事。