母親だもの。

昨日は、楽しくめちゃくちゃな集まりがあった。あの人らに会うといつも楽しくめちゃめちゃになる。酔っ払い万歳。

息子氏に会った。引っ越してからはじめての再会。はじめての再会という言葉はどこかおかしいような気がするけどどうだろう。とにかく会って喋って笑って、元気そうで何より。親だから、馬鹿がつくような親だから、頑張ってるんだなって思うと胸がぐっとなって、褒めて褒めてみんなに怒られるなどを、した。本当はもっともっと褒めたかった。うちの子もあの子もその子もみんな、生きているだけですげえんだぞっていうのは基本で、その上でなんやかや悩み、火事も事件も起こさずいるってそれもう、抱きしめてやりたいほどすごくねえかと思うんだけど、そういうのは置いておくものらしい。心の隅に。

少し痩せて、少し頼もしくなっていた。彼を取り巻く日々が、常に優しさに包まれているようにと願うけど、実際はそんなふうにはいかないことも知っている。そんな夢のような世の中はどこにもない。くそったれな世の中で揉まれているさまが手に取るように感じられて、美味い飯をたくさん作ってやりてえなとか、帰り道、人気のない山道で、オレンジ色の月をみながら汗だくでそんなことを思ったりした。