いらっしゃいませ、うちの店、ミキサー食はじめました。

前回のブログは前回退院していた時に書いたもので、あれから月日はやや流れて、今は2回目の抗がん剤投与を終えて2回目の退院期間に突入中。なんだかずいぶんはしょるけれどもつまりは現在、夫が家にいるということ。

それで、なんとなんと、ミキサー食が食べられるようになっている。昨年12月からほぼほぼ固形物が飲み込めないというか、飲み込めるけれど、食道と胃の上部にできた癌にブロックされて通らず吐き戻し、しまいには自分の唾ですら入っていかなくなっていたあの状態から比べたら、めざましい回復ぶり。本当の意味での回復はまだだけれどそれでも。

で、私は1日の大半をミキサー食づくりに費やしている。始まる前は、どうせ食べるといっても一匙二匙くらいだろうなんて予想していたけれどなんのなんの、割にがっつりいくのである。一食のトータル量で言ったら、軽くどんぶり一杯くらいはいくのではなかろうか。

それだっておかゆだけというわけにはいかない。こっちとしても少しでも栄養をとってほしいから、おかずをあれやこれやつくるのである。

ある日の一食例でいえば、ブロッコリーとはんぺんのサラダ、肉じゃが、卵焼き、キャベツのおひたし、味噌汁、おかゆ、というふう。これを一つ一つミキサーにかけては洗い、ミキサーにかけては洗いするのである。はっきりいってらくじゃない。慣れないから時間もかかる。とろみ剤だかゲル剤だか(食品を食べやすいようにドロドロにする)の計量や温度調整もある。それを混ぜるもの混ぜないでよいもの。おかゆだって餅状になって食べづらくならないようにゼリーみたいに変化させる方法がある。何から何まで初体験でやり方なんて誰も教えてくれないから、ネットで調べてためして失敗もしてやり直して、を1日5回繰り返す。一度に摂取できるエネルギーがそれでも少ないから、3回じゃ間に合わない(何に?)のだ。嬉しい悲鳴である。朝から晩までミキサーミキサー。夢にまででるミキサー食。ミキサーのことならなんでも聞いて欲しい(嘘)

そしてわかったこと。

ソーセージはミキサー食にすると不味い!

既製品のミートボールは最高に旨い!

 

以上。